不動産エージェントに必要な3つのスキル
不動産エージェントに必要な3つのスキル
幸せな働き方を追求!不動産エージェントに必要な3つのスキルとは
世の中の働き方が大きく変わりつつある昨今、大きな注目を集めているのが
「不動産エージェント」です。しかし、不動産エージェントと聞いてすぐにピンとくる方は少ないかもしれません。
不動産エージェントと、従来の不動産仲介業者にはどのような違いがあるのでしょうか?
不動産エージェントとして働くことのメリットとは?
実は不動産エージェントとは、自由な立場で幸せな働き方を追求できる、とても素敵な仕事なのです。
ではそんな幸せな働き方をもたらす、不動産エージェントについて詳しく見ていきましょう。
不動産エージェントとは?
不動産エージェントとは、不動産の売買や賃貸を希望する顧客に対して、個人が代理人(エージェント)として仲介を行う人のことをいいます。
日本ではあまり馴染みのない不動産エージェントですが、アメリカなどでは一般的な存在で、広く社会に根づいています。
不動産業者とエージェントの違い
日本では不動産会社が不動産の紹介・仲介を行うのが普通ですが、不動産会社と不動産エージェントにはどのような違いがあるのでしょうか?
不動産会社の営業マンは、自社の商品(不動産)を販売するため、どうしても「モノ」が中心となります。
一方、不動産エージェントは顧客の希望する「コト」を第一に考え、それに合った不動産を紹介します。
「モノ」より「コト」
これが不動産会社の営業マンと、不動産エージェントの大きな違いなのです。逆に、営業マンでも「コト」売りができている人は、営業マンではなくてエージェントだということです。
詳しくは、「幸せな働き方!不動産フリーエージェントとは」こちら
なぜ不動産エージェントを目指すべきか?
私たちが働くのはなぜでしょうか?
もちろん、生活のためにお金を稼ぐのは第一ですが、それだけが働く理由ではありません。
結論から言えば、私たちが働くのは「幸せになる」ため。お金はそのための一つの手段に過ぎません。
では、お金以外で私たちを幸せにする要素にはどんなものがあるでしょうか?
- 良い人間関係
- 他の人の役に立つこと
- 自分自身の成長
- 自己肯定感
不動産エージェントは「人とのつながり」によって成り立つ仕事です。また、顧客の希望を実現することによってその人の役に立てるという「達成感」がもたらされますし、継続的に学び続けることによって「成長」することができます。さらにフリーとして自分らしく働ける「自己肯定感」も得られるのです。
つまり、不動産エージェントは働くことによって幸せになれる。その上でしっかりとお金も稼げるという、まさに私たちが目指すべき働き方と言えるでしょう。
不動産エージェントのメリット・デメリット
幸せな働き方を追求できる不動産エージェントですが、メリットだけではなく、もちろんデメリットも存在します。
ではここで改めて、不動産エージェントのメリットとデメリットをまとめてみましょう。
【メリット】
- 自由に働ける
- 顧客に喜ばれる
- 高所得者にもなれる
- 定年無しで生涯働ける
- 人間性の成長につながる
- 不動産未経験者でも転職できる
これらのメリットを改めて見てみると、不動産エージェントは自由に働き、自分で物事を決定でき、顧客に喜んでいただいた上で対価をいただける、幸せな働き方であることがよく分かります。
では、不動産エージェントにはどんなデメリットがあるのでしょうか?
【デメリット】
- すべて自己責任
- 顧客の期待値が高い
- 成果が出ないと低所得になる
- 定年までの保証がない
- 学び続けなければならない
- 努力は必要
このデメリットを見てどう感じられますか?
やっぱり自分には不動産エージェントなんて無理!と思われるでしょうか?
確かに、不動産エージェントになるのは決して簡単なことではありません。
しかし、不動産エージェントに必要なスキルを身につければ、これらのデメリットも覆すことができるのです!
では、その不動産エージェントに必要なスキルとは何でしょうか?
不動産エージェントに必要な3つのスキル
不動産エージェントに求められるのは、顧客の希望する「コト」を見極め、それに最適な物件を紹介することです。
そのためには、次の3つの要素が関係します。
- 可視化
- 具現化
- 実現化
不動産エージェントは顧客の考える楽しい暮らしを「可視化」し、それを実際の形に「具現化」、さらに契約・成立というかたちで「実現化」することが求められます。
それを可能にするために必要なスキルが、次の3つ。
- 知識
- 人間力
- 対話スキル
では、これらのスキルが必要な理由を順番に見ていきましょう。
1.知識
不動産という商品を扱う以上、正しい知識を身につけることは不可欠です。
不動産エージェントには、建築に関する知識はもちろんのこと、金融・経済、法律、マーケティングなどの不動産取引に必要な様々な知識が求められます。
そうした知識にもとづいて、顧客の疑問に正確に答えながら、彼らが本当に求めている「コト」をハッキリさせる、つまり可視化することができるようになります。
2.人間力
顧客の要望を可視化できたら、それを実現できる物件を提示(具現化)します。
しかし私たちが具現化したものが、必ずしも顧客のイメージするものと一致するとは限りません。顧客は不動産に関しては素人ですから、提示された物件が本当に自分の望んでいたものかどうか不安になるものです。
その不安を解消させるのが、不動産エージェントの人間力。
「この人の言う事なら信頼できる」
そう顧客に思わせるには、不動産エージェントとしての人間力スキルを上げることが一番です。
心理学や哲学に基づいた確固とした価値観を自分の中に培うことによって、人間力スキルを身に着けましょう。
3.対話スキル
いくら顧客の望むものを可視化し、最適な物件を具現化して提示したとしても、最終的に契約・成立とならなければ双方にとって時間のムダとなってしまいます。
顧客の希望を実現させるためには、やはり対話スキルが必須。
それも、単なるコミュニケーション力としての「会話スキル」だけではなく、顧客の意見を引き出しつつ合意形成へと導くファシリテーション、契約をまとめるためのクロージングなどを含めた高度な「対話スキル」が求められます。
3つのスキルは循環していく!
知識、人間力、対話スキルという3つのスキルはそれぞれ独立しているわけではありません。
この図にあるように、3つのスキルは交互に関わり合い、グルグルと循環していきます。
知識を身につけることによって人間力が磨かれ、人間力を高めることによって対話スキルも向上し、成約を勝ち取ることが新たな知識を取り入れるモチベーションへとつながります。
こうした循環がスパイラル効果を生み出し、不動産エージェントとしてのスキルアップをもたらすのです。
不動産エージェントのスキルの上げ方
では、不動産エージェントに必要な3つのスキルをどのように向上させることができるのでしょうか?
この図にあるように、3つのスキルのそれぞれの「幅」を広げることが重要です。
知識を継続的に増し加え、人間力を高め、対話スキルを磨く。
このことを意識し続けて努力することによってそれが習慣となり、次第に無意識の中でも当たり前に努力できるようになるのです。
この「当たり前の習慣化」こそが、成長を促します。
では、どうすればスキルアップのための努力を当たり前に行えるようになるのでしょうか?
次のステップを意識して行ないましょう。
- 目的(ゴール)を定める
- 目標を設定する
- 達成手段を考える
- 結果が出るまで行い続ける
この4つのステップを登山に例えると、まずどの山に登るか?という目的(ゴール)を決定します。
その後、いつまでに登頂するという目標を定めます。
それに基づき、どのルートで登ればいいか、どのような準備・計画が必要かという手段を講じます。
あとは頂上まで登り続けるだけ。
不動産エージェントとしても同じように、自分がこの仕事を行なうことでどんなことを達成したいのかという目的をまず設定し、年収や労働時間などの具体的な目標を定めます。
その後、そのために必要な具体的な手段を考え、それを実行し続けるのです。
それぞれのステップの内容は、人によって異なります。
全員が高年収を目指す必要もありません。
生活に必要な分だけ稼いで、後は自分の趣味やライフスタイルのために時間を費やす、という働き方でも全然構わないわけです。
まさにこれこそが、フリーな立場で幸せな働き方を追求できる、不動産エージェントの醍醐味だと思われませんか?
自分だけの方法を自分で見つけて、スキルアップを目指しましょう!
スキルの向上がもたらす不動産エージェントとしての幸せな働き方
不動産エージェントとしてのスキルが向上すると、見える世界が変わってきます。
具体的に説明すると、スキルアップによって自分が対応できる顧客の層が広がり、自ずと成約率も向上していくのです。
そしてどんな顧客にも対応できるということは、逆に言うと、自分の好きな顧客だけを選ぶということも可能になるということです。
さらにスキルアップによってステージが上がり、どんな顧客にも対応できるようになってくると、不動産エージェントとしてのデメリットも改善されていきます。
最初の方で上げた、不動産エージェントのデメリットをもう一度振り返ってみましょう。
このようにデメリットがデメリットでなくなると、より自由な働き方が得られるようになります。
自分で好きなように、好きなだけ働き、顧客さえも好きに選べるようになるのです。
まさにこれこそが、不動産エージェントとしての目指すべき姿と言えるでしょう。
一生懸命働いたからといって、残念ながら必ず成功するとは限りません。
しかし、幸せに働く人は生産性が向上し、成功する可能性もそれだけ高くなります。
心理学者のショーン・エイカーが述べている通り、
「成功したら幸せになれるのではなく、幸せだから成功する」のです。
不動産エージェントはまず自分自身が幸せになり、その働きによって顧客の幸せも叶えられる、まさに幸せを追求できる働き方なのです。
結論 不動産エージェントになって
幸せに働こう!
不動産エージェントとは、
- 自由に働き
- 自分で物事を決め
- 自分の好きな人に喜んでもらって
- 対価をいただける仕事
です。
もちろんこのようになれるのは、決して簡単なことではありません。
しかし、不動産エージェントに必要な3つのスキルを向上させれば、
必ず自由で幸せな働き方が実現できるのです。
あなたも、不動産エージェントになって幸せな働き方を追求してみませんか?
この記事を書いた人
不動産エージェント 藤木 賀子
スタイルオブ東京(株)代表。
25歳で建築業界に入り、住宅・店舗・事務所・外構の営業・設計から施工まですべてを経験。
世界の建築に興味があり、アジア・北米を中心に建築を見て回り、いい家を追求すべく世界の家を研究。結果、いい家とは『お客様の価値観』にあることに気づき、自分が作るよりお客様の代理人としてお客様の想いを可視化・具現化・実現化することが出来る不動産プロデュースの道に。
これまでの経験とスキルを、不動産エージェントとして活躍したい人に向けて発信中。
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