不動産エージェントへの道

不動産エージェントは、どんなひとなのか、どんな働き方をするのか、ということを「エージェントとは?」というページでお伝えしてきました。

では、具体的に、どのようなステップを進めば不動産エージェントになることができるのでしょうか?

不動産エージェント育成メディアである【ワタシゴト】では、不動産エージェントをよりよく知ってもらい、新しい不動産業界での独立方法を提案をしています。

この記事では、主に不動産エージェントに具体的になる方法を示しますが、企業の会社員(営業マン)としてのエージェントの思考をもった担当者としての働き方も応援しています。

不動産エージェントは顧客の希望する「コト」を第一に考え、それに合った不動産を紹介します。そして、会社員(営業マン)でも「コト」売りができている人は、営業マンではなくてエージェントだということです。

不動産営業マン(会社員)と不動産エージェントの違いについて詳しくは、不動産エージェントとはを先にご確認ください。

不動産エージェント

自分の思考(会社員としての働き方がいいのか、独立するのか)と照らし合わせて考えてみてください。

不動産エージェントのステップ

不動産エージェントへの道を次のようなSTEPで表現してみます。
(宅地建物取引士(以下、宅建士)の資格取得から始める方の一例)

不動産取引をするためには、宅建士の国家資格が必要です。

宅地建物取引士とは、宅地建物取引主任者資格試験または宅地建物取引士資格試験に合格した人のうち、都道府県知事の登録を受けた上で、宅地建物取引士証の交付を受けた人のことで、不動産取引にかかわる広範な知識を有している流通の専門家。
宅地建物取引士に義務付けられる業務(宅地建物取引士でなければできない業務)は、売買契約や賃貸借契約を締結する前の段階における「重要事項の説明義務」「重要事項説明書への記名押印義務」、さらに契約の際の「契約内容を記載した書面(売買契約書、賃貸借契約書など)への記名押印義務」である。また、その前提として「消費者の保護」と「取引の安全」を確保するための専門家としての役割が求められている。

不動産ジャパンより引用 https://www.fudousan.or.jp/keywords/vol25/index.html

不動産エージェントになるには、宅建士を未取得でもまずはOKです。クライアントのために働くということが一番大事にしたいところです。エージェントとして活躍することを決めたら、まずはエージェント会社に所属しましょう!そして宅建士取得を目指してください。
※エージェント会社によっては資格必須の会社もあります。必ず募集条件確認をしてください。

不動産業界で独立を考えた時に、宅建業者として開業するか、不動産エージェント(個人事業主)になるか、の選択肢が出てきます。

宅建業者として開業する方法と、不動産エージェントになる方法、それぞれのメリット・デメリットを比較してみます。

今まで、不動産業界で独立するということは、自ら宅建業者として開業するという方法が一般的です。しかし、宅建業者としての開業以外にも、信頼できる宅建業者に所属するという「不動産エージェント」という新しい独立方法があるということを提案していきます。

開業であれ、不動産エージェントであれ、どちらであっても
・自らクライアント(顧客)を見つけていかなければならない
・継続していくにはブランディングが大事である(会社・個人ともに)
・継続的なスキルアップが必要

この3点は、独立して不動産業界で稼いで行くには必要な事です。


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開業とフリーエージェントの違い

そして開業する場合は、法人設立が多いと想定しますが、企業経営・財務・人事・総務という機能も必要になってきますよね。ただ単にクライアントを獲得して、売上を上げれば良いという状況にはなりません。

一方で、不動産エージェントは、信頼できる宅建業者に所属する(エージェント登録をする)という独立方法ですので、会社経営という側面は自らが担う必要はありません。不動産エージェントは、個人事業主ですので、会社経営ではなく、個人事業主としての経営は必要ですが、クライアントを獲得し、クライアントのために行動するということが一番大事な仕事になってきます。
ココが、開業するか、不動産エージェントとして宅建業者に所属するかの一番大きな違いです。

所属会社の見つけ方とポイント

では、どのように不動産エージェントとして登録する宅建会社をみつけ、選んでいくのでしょうか?
アメリカ不動産の不動産エージェント制度と違い、日本ではまだエージェントという考え方が浸透していません。しかし、アメリカの不動産会社も日本に進出しています。有名な会社だと、センチュリー21やRE/MAX(リーマックス)、日本起業ではハウスドゥなどですね。
それぞれの起業でフランチャイズ展開をしており、所属エージェントを募集しています。
他にも、様々な会社が登録エージェントを募集しており、検索サイトなどで「不動産エージェント 登録」などと検索すると、いくつかの宅建業者のエージェント募集が見つかります。

様々な会社が登録エージェントを募集していますので、その中でも自分のミッションや価値観と合う会社を見つけて、登録(応募)をする、という流れです。無事に登録・契約をすることで、不動産エージェントとして活躍することになります。

どの会社に所属するのか、という点においては、自分自身がどのようなエージェントとして活躍したいのか、クライアントへの向き合い方や登録会社への信頼、どのようなサポートが受けられるのかなど、いろいろな判断基準があると思います。ご自身の考え方に合う不動産会社にて登録を行ってみてください。

また、宅建会社として開業する場合には、開業の方法や手順について、宅建業者の多くが加入している各協会が紹介をしていますので、開業を考えるかたは、参考にしてみてはいかがでしょうか?
不動産業を開業をご検討中の方へ | 公益社団法人 全日本不動産協会
不動産開業までの流れ | 入会をお考えの方へ | 全宅連


≪不動産エージェントとして活動したい方へ≫

まとめ

新しい不動産業界での独立方法としての不動産エージェントの道は見えてきたでしょうか?

開業するにしても、不動産エージェントとして活躍するにしても、自己研鑽は変わらず必要です。また、アメリカ不動産エージェントのマミさんのインタビュー記事でもお話に有りましたが、いろいろなコミュニティに入るということも、つながりの中で仕事をしていく不動産エージェントには必要なことですね。

ぜひ、不動産エージェントとして歩むことを決められたら、この不動産エージェント育成メディア【ワタシゴト】でともに学ぶエージェント仲間を見つけて、ともに成長していきましょう!

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この記事を書いた人

不動産エージェント 藤木 賀子

スタイルオブ東京(株)代表。
25歳で建築業界に入り、住宅・店舗・事務所・外構の営業・設計から施工まですべてを経験。
世界の建築に興味があり、アジア・北米を中心に建築を見て回り、いい家を追求すべく世界の家を研究。結果、いい家とは『お客様の価値観』にあることに気づき、自分が作るよりお客様の代理人としてお客様の想いを可視化・具現化・実現化することが出来る不動産プロデュースの道に。
これまでの経験とスキルを、不動産エージェントとして活躍したい人に向けて発信中。






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