不動産エージェントとは
幸せな働き方!
不動産エージェントとは
不動産エージェントとは何かそしてなぜ幸せな働き方なのかについて、
駆け出しエージェントの久保が、すでにエージェント活躍されている
スタイルオフ東京の代表 藤木賀子さんにお話をお伺いします。
不動産エージェントってなんですか?
日本ではあまり聞き馴染みのない「不動産エージェント」という職業について、日本でいち早くこの働き方を実践しているわたし藤木賀子が解説します。
駆け出しエージェントの久保です。よろしくお願いします!
エージェントは、お客様の幸せな暮らしにつながり、働く本人にとっても幸せな働き方なんですよ。
いったいなぜ?!でしょう?
そもそも・・・不動産エージェントって?
不動産仲介のシゴトではないのですか?
「不動産エージェント」とは、不動産の売買を行うお客様の代理人(エージェント)として、「個人で」働く事業主
のことです。
日本ではあまり馴染みのない職業ですよね。実は、アメリカでは不動産の売買仲介を行うのはエージェントが一般的なんです。(こんな映像をみたことないですか?)
日本の場合、不動産の売買仲介は不動産会社が行います。
担当するのは不動産会社の営業マンです。
不動産を買う時も借りるときも、不動産会社に連絡しますよね。そうしないと物件の情報を知ることが出来ないですし……。内覧なども担当の営業マンがつきますね。
不動産エージェントと営業マンによる不動産売買は何が違うのでしょうか?
どちらも会社であれ個人であれ、不動産というモノを買ったり売ったりしているんでしょ?と思いますよね。
でも実は、同じことをしているようで違うところがあるんです。なんだと思いますか?
そうですね……立場が違いますね。
会社に属しているか、個人かの違いがあります。
それはずばり!
不動産を売買する目的がまったく異なるんです。
目的?!
不動産会社の営業マンは、モノを売ることが目的です。不動産という商品を、いい条件で売ることができれば優秀な営業マンと呼べるでしょう。給料もその分多くもらえます。目的はより多くの売買実績です。
確かに。多くの不動産会社はノルマがあり、それに応じた
給与体系と聞きます。
しかし代理人(エージェント)は、顧客の要望をかなえるのが仕事で、目的です。モノというよりも、顧客の望むコトができるひとが優秀なエージェントと言えます。
なるほど……
モノよりコト。この部分が大きなポイントです。
まずはこれだけ覚えてください。
ではなぜこのような違いが生まれるのか?
不動産営業マンはモノを売ることが目的だと言いました。
会社に属していれば、当然売り上げのノルマを課せられます。売ることに必死にならざるを得ないため、あの手この手でお客様に売り込みをしなければいけない。嫌われても気にしてはいられません。売れば売るほどお金も稼げるので、その働き方が幸せだと、感じる人もいるのは理解できます。
不動産のシゴトはお金が稼げるというイメージが強く、それを目的に就職している人も多いかもしれませんね。
悪徳不動産という言葉もあるし……
しかし、時代はすでに大きく変化しています。
物件の情報だけを売りにしてきた営業マンは、これから厳しい時代になってきます。御存知の通り、生活者の情報収集能力は近年、驚くほど高くなっています。
そのため不動産というプロに求める知識やスキルが幅広く、多種多様になっているからです。
そうですね、お客様のほうが住宅ローンのことをよく調べていたり、ハウスメーカーの情報などもたくさん調べられていたりすることもあります。そういったたくさんのムック本やネットでの情報も溢れています。
そうなると物件情報と決まったセールストークしか学んでいない営業マンは、より営業の範囲を広げなければならず、働く時間が長くなるだけです。一方、生活者は営業マンと出会う前に、欲しいものがぼんやりと頭の中にイメージできている場合が多くなっています。
ぼんやりとイメージができているとなると……
営業マンから良い提案がなければ、ずっと待っている状況で時間が無駄に過ぎていきそうです。
エージェント(代理人)は顧客の代理人として、顧客の望むコトに寄り添ってモノ(不動産)を探します。一度に多くの顧客を抱えることはできなくても、顧客にならない可能性のある見込み顧客を多く抱える必要はありません。価値観の合う顧客だけに絞って仕事をすることで、互いに無駄な時間を使うことなく、ビジネスをすることができます。極端なことを言えば、「猫が好きな顧客」だけを担当する「猫好きな不動産エージェント」がいていいわけです。
なるほど、自分の好きを活かしたシゴトができるということにもなるわけですね!
そのほうが顧客にとっても、紹介する側にとっても、
双方にとっての幸せな不動産取引の世界になると
思いませんか。
自由な働き方?
これまでだと不動産業界では、優秀な営業マンは宅建業者として独立するのが普通ですよね。それはエージェントとは違うのでしょうか?
宅建業者として起業すれば、当然経費もかかります。営業は得意でも、会社経営が得意とは限りません。営業に専念することも難しくなってしまいます。
おっしゃるとおり、営業と経営は違いますね。
会社にいれば売上ノルマはあるし、独立すれば様々なことをしなければならない。それでも不動産仲介業者として、多くの物件を扱えば、多くの営業マンを使って売上をあげられた時代もありました。
しかしこの新型コロナの影響のように、市場が変わると社員を抱えることが大きなリスクとなります。
優秀な営業マンは宅建業者として独立するのではなく、エージェント(個人事業主)として営業活動に専念する時代になっていく、ということですか?
最初に説明したとおり、アメリカの不動産仲介の形は全てエージェントです。エージェントは個人事業主ですから、自分のペースで仕事ができます。顧客に会う、物件を紹介するためにはもちろん時間は決めますが、それ以外はどこで作業をしても自由です。売上を上げたければ、その分時間を使えばよいし、そんなに多くの売上は望まないけど、自由な時間が多く欲しい思えば、そのような時間の使い方ができます。社員でもなく、営業マンを雇っている経営者でもないのですから、ノルマもありません。すべて自由です。
すべて自由!素敵な響きです!
でも、ちょっとまって!!
もちろん顧客から信頼を得られるようなエージェントにならないと、ちゃんとお金を稼げません。
努力は必要です。しかし努力した分必ず楽しく働けるようになります。
それも、自分の趣味やライフスタイルを生かして働くことができるんです。
不動産エージェントは、
なぜ幸せな働き方なのか
最初にわたしは不動産エージェントがお客様の幸せな暮らしにつながって、働く本人にとっても幸せな働き方になると説明しましたです。これをもう少し解説しますね。
この世の中には「幸福」について多くの研究がされていますよね。そのどの研究結果を見ても、不動産エージェントの働き方は「幸福な働き方」該当します。
研究結果が出ているということですか?
例えば、最も長きにわたる幸福研究とされている、心理学者ロバート・ウォールディンガーに拠ると、私たちを健康に幸福にするのは 良い人間関係に尽きるという事、重要なのは 身近な人達との関係の質だということです。
ヒトの悩みの9割は人間関係を言われますね。
不動産エージェントは顧客の代理人として、顧客が望む幸せな暮らしを実現させるための仕事です。
幸せに暮らしたいと望む顧客と一緒に幸せを望む関係性を築けるとは、幸せなこと(働き方)ではないでしょうか。
不動産シゴトで幸せな働き方をするイメージが付きました!
エージェントとして今後活躍できるようにワタシもがんばります!
不動産エージェントについて教えてくれたのは
スタイルオブ東京株式会社
代表取締役 藤木 賀子
(フジキヨシコ)
25歳で父の経営する建設会社に入り建築を学び、30歳で独立、店舗、オフィス、住宅、エクステリアすべての設計プランニングの経験を積む。あるとき自分のやっている建築は自己満足であることに気付き、「本当の顧客にとってのいい家とは、顧客が良いと思う家だ」と思い立ち、不動産のコンサルティングを目的に2006年スタイルオブ東京を設立。建築、ファイナンスの強みを生かし、不動産の売買仲介からリフォーム・新築住宅のプロデュースまでワンストップサービスでのサポートを行なっている。
不動産エージェントになるための具体的ステップはこちらをご覧ください
不動産エージェントの働き方についてイメージはできましたでしょうか?
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